機内でみた Night at the Museum Ⅱ |
というわけで、飛行ルートを事前に知っていたのですが、ルフトハンザ機には、他のエンターテーメントを楽しんでいても、いつでも今の飛行状況に切り替え、現在位置を知ることができるようになっていました。しかも3D表示で楽しめます。時代はどんどん進んでいるなあ、という感を持ちました。
私はあまり、フライトではエンターテーメントで映画を見たりしないのですが、今回は往復の間に、「ひつじのショーン」(現在上映中らしい。)や「風に立つライオン」、「Night at the Museum」の三部作全てを見ました。
今回のポーランド行は、今はいなくなったユダヤの人々の遺跡巡りだったわけですが、「Night at the Museum」の第3作で、エジプト王と主人公のこんなやり取りがあったのです。「成功をこのエジプトの神に祈りなさい。」「いや、あの、私はアイルランドとユダヤ人の血を引いているので、遠慮しておきます。」…この映画を制作した20世紀FOXの創業者はユダヤ人です。(まあ、ハリウッド映画のほとんどといっていいと思いますが…。)こんなところに、アメリカのユダヤ人の痕跡がありました。
ちなみに、私はこの「Night at the Museum」シリーズでは、第2作が大いに気に入りました。ワシントンDCのスミソニアン博物館が舞台だからです。
ところで妻が機内でこう言い放ちました。「お父さん(私のことです。)は、これでビンゴしたんやなあ。私はまだや。」解説しますと、ビンゴとは世界のホロコースト関係の主要な博物館3つを意味しています。ワシントンDCのUSホロコースト博物館、エレサレムのホロコースト博物館(ヤド・ヴァシェム)、そして今回のアウシュビッツ・ビルケナウ収容所博物館を意味します。つまり、妻は、「次はワシントンのUSホロコースト博物館に行かねば。」と言っているわけです。(もちろん、ホロコースト関係の博物館は、これらが全てではありませんが…。)
、「Night at the MuseumⅡ」を見て、スミソニアンの航空宇宙博物館(3回行きました)もだいぶ模様替えしたようで、再訪してもいいなと思いました。「いいね。ワシントンDC。」「前行った時と、また違う見方ができるんとちゃう?」「そうやね。違うやろうね。」
ユダヤの人々がいなくなったが、遺品が豊富なポーランド。
ユダヤの人々が作った国だが、遺品がないイスラエル。
ユダヤの人々もいるし、遺品も残っているアメリカ。
USホロコースト博物館は、(ユダヤ世界のパワーバランスも含めて)人も遺品もあるという点でやはり、重要な位置を占めていると思います。強烈な展示物・展示方法に、とにかく疲れた思い出があります。アウシュビッツには、その凄みでは勝てないと思いますが…。「次は、アメリカか…。」と目を閉じたら、KIXに着いていました。
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