2024年6月16日日曜日

ONE PIECE考 サンジの魅力

https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.
html?isbn=978-4-08-102423-0#&gid=null&pid=1
久しぶりにONE PIECE考をエントリーしようと思う。原作の方は最終章に入って、いよいよエッグヘッドを脱出できるか、というところである。今日は、両翼の1人・サンジについて。私はゾロが最も好みなので、ライバルであるサンジは、女好きで鼻血ばっかり出しているイメージが強かったのだが、優しさと機転がきくというイメージがだんだん勝ってきた。ゾロとはまた違う魅力を感じている。

優しさに関しては、ナミさん、ロビンちゃんという呼び方にも表れているようだ。わざわざ年上のロビンをちゃん付けで呼んでバランスをとっている。女性と戦わないというフェミニズムは、ゾロにもあるがサンジの方がはるかに強い。

機転にかんしては、エニエス・ロビー編で門をこそっと開けたことが一味の最大のピンチを救ったし、常に一味全体を見て動いているのが俊逸だ。ゾロにはこういう面はない。

両翼の違いが面白い。ジンベエが加入し懸賞金ではNo4になってしまったが、両翼の位置は変わらない。エッグヘッド編では、サンジがルッチとの戦いが長引いてるゾロに対し、「役立たずが…」とつぶやく。その言葉にキレたゾロが、トドメをさす。全くいいコンビである。

サンジの過去は暗い。ホールケーキアイランド編で、人間としての優しさを持ち合わせていたが故の苦難が、今のサンジの原点となっている。実に味わい深いキャラなのである。

0 件のコメント:

コメントを投稿