2024年6月13日木曜日

外圧に弱すぎる日本政府

https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/nation/dailyshincho-1119927.html
OECDが、日本にもっと移民を受け入れるよう要請したのは先日のことである。EU諸国があれだけ難民の受け入れで迷走し、スウェーデンの治安の悪化をはじめ、各国でナショナリズムの右派政党が躍進している現状を差し置いて、日本を叩いていることは実にいただけない。先進国クラブの中で、極めて特異な単一民族国家であり、世界の言語の中でも学ぶのが難解な日本語がネックになる国に対して、短絡的な要請であると私は思う。欧米のこのような欧米中心主義のスタンスは、とうの昔にレヴィー=ストロースによって楔を打たれているのに、なんという無教養な話かと思う。

日本には、世界に誇るべき共通善がある。私の見立てでは、日本古来の八百万の神的かつ大乗仏教的な宗教的寛容と、集団主義的で、さらに朱子学的な自己鍛錬と義を重んじる文化、それを可能にしてきた教育が日本の骨格である。そう簡単に移民が馴染める国ではない。日本に移民するならば、日本語の習得に励み、そういう共通善を理解して来日すべきであえる。マレーシアで教えた教え子たちは、イスラム教徒であれ、仏教徒であれ、道教徒であれ、日本の文化を深く理解していた。2年間まさに日本語漬けでようやく得られた知識と技能で、自然と日本人と日本文化を理解してくれた。長年日本に住む在日の人々は、日本で教育を受けており、全く問題ないと私は思っている。しかし、反日教育を受けて、そのような姿勢が全く無い移民の受け入れには大反対である。日本の誇るべき文化を破壊しようとする輩は配して然るべきであろう。まして犯罪を犯すような移民は、ペルソナ・ノン・グラータである。

国際理解教育の徒である私は、移民が増加することそのものに反対しているのでは決してない。日本の共通善を共有できる移民でなければ、日本の良さが失われ、そして滅亡へと導かれるという危惧があると思っているのである。

現政権などは、外圧に抵抗する気など一欠片もないようだ。欧米、特にアメリカに言われたことに尻尾をふるポチそのものでもある。日本国民の血税で、共通善を理解しようともしない移民を無制限に受け入れ、生活保護や医療を負担しようとしている。政治家は、日本の持続可能な発展を少しでも考えているのだろうか。あまりに無教養である。

今日もニュースで、アメリカのミサイル生産を日本企業(三菱重工業やIHI)が担当すると報道されていた。武器輸出三原則もクソもない。はっきりとアメリカの要望なので、生産します。ワン!ということだ。日本国憲法を守れとドグマチックに叫ぶつもりはないが、あまりのポチぶりには呆れる。

移民の件もアメリカのミサイル生産も、結局のところ利権さえ手に入れればそれでいい、国民不在・国民無視の政治家が多すぎると私などは憤っているのだが…。

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