借りた後で、帰路に訳者あとがきを読んだら、この本には前編「聖書とコーラン」があるらしい。月曜日にもう一度図書館に行って、探してみようと思う。とはいえ、これまでのイスラームの学びの中で、およその内容は見当がつく。旧約聖書に登場するアブラハムやイサク、モーセやヨブなど、そして新約のイエスや洗礼者・ヨハネもクルアーンの中で預言者として重視されているからである。
序論には、後にパウロによって「偽りの兄弟」と呼ばれたユダヤ人・キリスト教徒(福音を信じながらも、割礼や律法といったユダヤ教の伝統を守った人々)の影響が、クルアーンに反映しているらしいことが書かれていた。実に興味深いところである。じっくりと読んで、また書評をエントリーしていこうと思う。
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