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アフリカ全54カ国のうち大統領が参加したのは、エジプト、セネガル、南ア、エリトリア、ブルキナファソ、ジンバブエ、マリ、中央アフリカ共和国、ウガンダ、ブルンジ、コンゴ共和国、リビア、モザンビーク、カメルーン、ギニアビサウ、コモロ、ルワンダの17カ国。総理大臣の参加国は、アルジェリア、エチオピア、タンザニア、モロッコ、モーリタニアの5カ国。アンゴラ、ペナン、ガボン、ガンビア、ギニア、ジブチ、ザンビア、コンゴ民主共和国、コートジボワール、マダカスカルなどは副国家元首や閣僚。マラウイ、ナミビア、ナイジェリア、セイシェル、ソマリア、スーダン、南スーダン、トーゴ、チュニジア、チャド、赤道ギニア、エスワティニもさらに大使などが参加したようだ。
不参加だったのは、ケニア、リベリア、レソト、シエラレオネ、モーリシャス、カーボベルテ、ニジェール、サントメ・プリンシペとボツワナである。
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今世界の最大の話題は、貿易決済によるUSドルの排除である。このBRICSの方針に、アフリカ諸国がどう反応するのか…。不参加国のうち、ニジェールは先日欧米派の大統領が排除されたクーデターがあったばかりで、不参加となったのは間違いない。モーリシャスとボツワナは、アフリカで最も成功している国である。親欧米国といってよい。リベリアもアメリカ奴隷が建国した国だし、シエラレオネもイギリスが奴隷のために建国した国である。ケニアは微妙な立場だ。タンザニアなどは過去に社会主義化した時期もあるが同じスワヒリ語圏でありながらずっと自由主義陣営に属している。カーボベルテも西側諸国の観光地で生きている国だし、サントメ・プリンシペもカカオの生産で西側諸国との繋がりが強い。レソトは、非同盟中立主義だし、繊維縫製工業が近年発達して西側との関係も深い。こういう不参加国の産業構造にも関連しているように思う。
ところで、この会議でのブルキナファソの大統領(クーデターで政権を握った30代の軍人大統領)の演説は見事だったらしい。You Tubeによると、「アフリカにとってロシアは家族だ。それは同じ歴を持っているから。世界をナチズムから開放するために多大な犠牲を払った。ブルキナファソは新植民地主義に直面している。我々はテロリズム(=新植民地主義)に屈しない決意をした。我々アフリカの国家元首は、帝国主義者が糸を引く度に踊る、操り人形をやめなければならない。昨日、プーチン大統領はアフリカに穀物を送ると発表した。我々は非常に喜んでいる。彼に感謝する。しかし、次の会議までに、私達は食料を自給できるようにしなければ、次回は参加してはならない。」なんと、素晴らしい演説であることか。ブルキナのNPO事務所で語り合った経済学を大学で修め、祖国を憂いていたあの若者は今頃大興奮していることだろうと思う。ただ、この食料自給こそがアフリカ再生のネックである。言うは易し、実現には大変な労力を伴う。だが、やるしかないのである。頑張れ、イブラヒム・トラオレ大統領。
https://www.youtube.com/watch?v=bWkgDgIH3zk&t=911s&ab_channel=%E5%8F%8A%E5%B7%9D%E5%B9%B8%E4%B9%85THEWISDOMCHANNEL
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