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8月15日は「日本のいちばん長い日」として、陸軍青年将校のクーデター未遂事件が有名だが、海軍でも厚木航空隊が、武装解除に反旗を翻した。この厚木こそ、米軍先見隊、マッカーサーを向かい入れる超重要地であった。(この対処は海軍軍人でもあった高松宮殿下が説得に向かい、必要とあれば直接天皇と謁見させてもよいと言われたそうで、302海軍航空隊を説得。解任された司令官は納得せぬままマラリアで行動不能となり、海軍病院に連れて行かれた。)
マッカーサーより、機体を白く塗装し、緑の十字をつけた機体(緑十字機)で沖縄・伊江島まで代表団を輸送し、正式な降伏についての調整をフィリピンで行うとの命令が来た。この緑十字機の飛行は、まさに苦難の連続で時間との戦いであった。厚木が反旗を翻しているので、木更津から出発し、迂回せざるを得なかったし、1番機は故障していたが、最優秀の機長ゆえなんとか着陸できた。ここから一行は米軍機でマニアに向かう。決死の覚悟で臨んだ一行だったが、無事伊江島に帰還。急ぎ夜間飛行で木更津に向け飛び立った。しかし燃料が足りずエンジンが停止し、静岡の鮫島海岸に不時着。これもほぼ満月の月明かりと機長の力量によるものである。その後近隣の協力と浜松陸軍飛行場より、東京・調布に無事到着した。
まさに苦難の連続であった。このYou Tubeは素晴らしい出来である。
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ちなみに、この日本の降伏文書のレプリカを、昔ヴァージニア州ノーフォークのマッカーサー記念館で購入した。こういうレプリカが販売されていることが、不思議でもあり、腹立たしくもあり、複雑だったが教材として購入したことを覚えている。
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