彼女はヒジャブを被り、長袖・ズボンで参加していた。服装規定から、おそらくシャフィーイー学派の女子生徒であろうと思う。映像の途中、おそらく彼女の出身国の言語で様子をテロップで流している。(画像参照)アルファベットなので、マレー語かインドネシア語のように思う。(グーグル翻訳で確認したが、結局どちらかわからなかった。語彙と文法はほとんどど同じだし、外来語が英語かオランダ語という相違らしいので。)
私がいたマレーシアでは、ムスリムの女性は、顔と手首、足首以外、髪の毛も含めて家族以外の男性に見せることはないし、直接触れあうこともタブーである。
競技が終わった瞬間、クラスの女子生徒たちが、女性の教員に救護されている彼女を取り囲んだ。おそらく、ヒジャブを外し髪の毛を男性に見せることがムスリムにとって、宗教的に恥辱であることを事前に学んでいたのであろう。男性教員・男子生徒も担架を運んでくるが、その輪の中には入らない。
国際理解教育における異文化理解とはこうあるべきものだという見本のような映像であった。
日本にはこういう異文化へのリスペクトが自然に存在する。ムスリムだけでなく、肌の色への違いによる差別も他国に比べ極めて少ないということも日本を訪れた人々の声としてある。これは、日本の美徳の一つだろう。異文化に対しては極めて寛容かつ同胞以上に親切である。
ともあれ、この映像、読者の方々と共有をしたいので、URLを残しておきたい。https://www.youtube.com/watch?v=cuK2ps2DFYA&ab_channel=%E3%83%9B%E3%83%A9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A6%E3%82%B9%E2%85%A1
蛇足だが、中国が、自国の原発のことを差し置いて、フクシマ原発の処理水放出について、非科学的・非合理的・悪意のこもった批判と日本の海産物輸入禁止を声高々に叫んでいる。以前から批判をしている韓国もそれに同調するだろう。こういう狭隘な隣国にまで、寛容すぎるのはいかがなものかと思ってしまうのだけれど…。
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