2023年8月29日火曜日

BRICS+に エチオピア加盟

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先日のBRICSの首脳会議で、BRICS+(=ブラス)としてサウジアラビアとイラン、UAE、エジプト、アルゼンチン、エチオピアの6カ国の加盟が決定した。共通通貨はまだのようだが、ドル決済を行わないということが決まったようだ。産油国の加盟によって、世界経済に与える影響は極めて大きい。これは当然予想されることである。

ところで、BRICSの元の国々が、エチオピアを加盟させたことにも大きな意味があると私は考えている。エチオピアは、経済力や軍事力などは他のBRICS+には到底及ばない。資源もない高原の国だ。しかしエチオピアは、ブラックアフリカを代表する国である。(エジプトは、ホワイトアフリカ=アラブ人世界の国であってアフリカを代表するとは言えない。)何度か言及しているが、ブラックアフリカで、長く独立と長期政権を保ってきた特別な国で、非常にリスペクトされている国である。ブラックアフリカにおける半植民地主義文化運動”ラスタ”はエチオピアの国旗の色(これはジャマイカのレゲエ音楽のテーマカラーでもある)の赤・黄・緑を使っている。(画像参照)すなわち、ブラックアフリカ諸国の象徴として加盟することになったのではないかと私は考えている。

もちろん、中国には、携帯電話のアンテナを国内全域に建設してもらい中国製の電話機を使う(国民はどうかわからないが、少なくとも政府関係者は)親中国である。また1974年に長年続いた帝政が軍のクーデターで廃止されたが、当時のソ連の影響下で半衛星国と呼ばれた時代もあるくらい親露国でもある。今だに、エリトリア問題をはじめ様々な紛争を抱えているので、ロシアのワグネルも関わっているだろうことは想像に難くない。よって、今回のエチオピアの加盟は想定内の話だと言えるわけだ。

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