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日本はNATOのパートナー国であるらしいのだが、もっともらしい理由で”事務所”を開設することになったようだが、まさに蟻の一穴。米軍基地がNATOの基地となり、いずれ自衛隊の基地もNATOと共有されていくのだろう。おそらく装備もかなり共有される気がする。たとえば、陸自の使用する弾丸がNATO弾とは微妙に違うのだが、いずれ銃器もNATO仕様になって、輸入することになる可能性もある。これまで様々な自衛隊関連の本を読んだが、国産でまかなうと需要が少ないので高価になるというデメリットがあるが、安全保障を輸入に頼るというのは危険でもある。意外にNATOの後方支援生産基地となり、ライセンス生産で貢献させようというNATO側の意思があるのかもしれない。非核三原則同様、武器輸出三原則もそうなれば絵に描いた餅である。
昨日も記したように、私は改憲派でも護憲派でもない。安全保障の重要性は言わずもがなだが、平和の概念が基軸になっている日本で、この国のカタチを変革するのなら、十分に議論されることが望まれる。
ともかくも、近い将来、日本がNATOの集団安全保障に組み込まれるとなれば、現行憲法下では不可能である。今回の東京事務所開設は、改憲のための黒船来航であることは間違いない。
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