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この仮想大陸は、もし、宇宙のどこかに地球と全く条件の同じ星があったとして、気候区分はこのようになるという法則を記したものである。
北極と南極は、当然ながらEFとなる。その周囲はETである。これが第一の法則。
砂漠(BW)があれば、その周囲はBSになる。これが第二法則。
赤道直下は、Afとなり、その周囲はAwとなる。これが第三法則。
少しややこしいのは温帯であるが、Csは、BSと接している。しかも大陸西岸にある。CwはAwと接している。この辺、sつながり、wつながりで、関係が深い。CfaとCfbは似ているようで分布もかなり違う。Cfaは大陸東岸、Cfbは大陸西岸(ニュージーランドは例外)にある。これらが、第四法則。
冷帯は、DWはDfより大陸の内陸部になる。これが最後の第五法則。ちなみに、Dは北半球にしかないが、これはDの気候となる条件の大陸が北半球に偏っているからである。
この法則は、気候区分を示した世界地図と見比べるとおよそ当てはまっていることが確認できる。法則性を生徒に納得させることは、極めて重要だ。
センター試験などで良く出題されるのは、CsとCfbが多い。ここでポイントとなるのは、世界の砂漠の位置を頭に入れることである。BWの位置が分かれば周囲はBS、大陸西岸ならCsがあり、さらにその高緯度にCfbがあるというわけだ。サハラ砂漠や中央アジアの砂漠は当然ながら、南米チリのアタカマ砂漠、アフリカ南部のナミブとカラハリ砂漠、アメリカのモハーヴェ砂漠、オーストラリアのグレートヴィクトリア砂漠などの掌握が大切である。チリ、南ア、カリフォルニア、パースなどに共通の産物はワイン。砂漠が近くにあり、BSがあり、この辺りがCsであるからだ。もちろん大陸西岸にある。こういう法則性と現実が繋がると生徒も理解が進むというわけだ。
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