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遠藤氏には2度お会いしている。一度目は、ブルキナファソのワガドゥグで、荒熊氏と共に調査の同行時に。この時、日本から万が一のために持参したカップヌードルをお渡しし、ひどく感激していただいた。(笑)二度目は京大のアフリカ研で。その節は…と改めて丁重なご挨拶を受け、当時の所長にまでお礼の言葉を頂いた。氏は今、外務省アフリカ部アフリカ二課の課長補佐をされているとのこと。これまでの地域研究の成果と仏語の能力を活かされているのだろう。
氏の専門は、そのころからアフリカのファッションで、今回の論では「パーニュ」という服地の話で、既製品より布地を仕立てるのがアフリカ女性の特徴であるそうで、私が最も印象深かったのは、新柄が出て9~8週間で中国製のコピー商品が出回ってしまうらしい。ユニワックスという会社では、この被害を最小限に食い止めるために3か月周期で新柄を発表するとのこと。(コピーが出た1か月後の新柄発表ということになる。)
小川氏のことは何度かエントリーしているが、そもそも大阪の道祖伸主催のセミナーに参加した。参加者は極めて少数だったが、内容が面白く、その後、氏の著作を読んできた。タンザニアのマチンガ(古着を売るインフォーマルセクター)の話は実に興味深かった。その後の氏の研究は、その日暮らしの彼らのコミュニティ、中国のコミュニティに移っている。今回も香港のタンザニア・コミュニティの話であった。非常にアフリカ的なつながりに改めて惹かれる。現在は、国立民族学博物館から、R大の研究所に変わられたようだ。
マレーシアに渡り、また三崎に来ての6年弱。改めて諸行無常を感じる次第。
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