いつもながらに思うのは、三崎高校は小規模校ながら、凄い学校だという事である。この「みさこうフェスティバル」は、当然のように県外の保護者やOGにも見てもらえるようにFacebookでLIVE配信されている。それ以前の事前のCMビデオも何本も作られ配信されているし、各メンバーの紹介ビデオも製作され、会場で上映されている。
演出もなかなかのものだ。風のプロフィールと題された木琴を数人で次々叩きながら、前では比較的静かなパフォーマンスで始まった。次に町内唯一の吹奏楽部を持つI中学の友情出演。流れを止めぬために最初にお願いしたのであろう。演出を手掛けたことがある私もそうする。途中で入れるのは流れ的にしんどいからだ。
第一部のメインは、地域の高齢者にも懐かしがって聞いてもらえるような曲を選んでいた。私は好きではないが「タッチ」(野球漫画=巨人の星である。その対蹠にあるような漫画なのである。)「パラダイス銀河」「Diamonds」など。
みさこう体操をはさんで、第二部は、まずみんなで楽しむ=踊るをコンセプトに、バレー部のミッキーマウス・チームを中心にチアガール隊、小学生のMSK48(なかなか可愛い)が登場。さらにサプライズで、本校の校長・教頭と小学校の校長・教頭が登場。エビカニクスというダンスを披露された。もちろん、本校教員も毎度のことながら頑張っていた。(笑)ちょっと静かに吹奏楽部員の紹介、顧問挨拶、合唱を披露した後(会場を一度落ち着かせて)、本格的な吹奏楽演奏、最後は吹奏楽部定番のスクウェアの「宝島」をI中学と合同演奏という流れは完璧である。ただ、これでは終わらない。先日の野球部壮行会で披露したコンバットマーチなどの応援曲を、男子応援団・チアガールズと華々しくアンコールで閉めたのである。コンセプトも流れもいい。八面六臂の活躍していた顧問のO先生と、三崎高校のエンジンK先生のご苦労が偲ばれるところである。惜しむべくは、三崎小学校の体育館を使わせていただいている故に、今年度は三崎小学校を巻き込んでの成功だと思うが、隣接する三崎中学校の学校長・教頭とも来ていただいていた。I中学吹奏楽部を招聘している関係で、難題ではあるが三崎中学からも何らかの出演が出来たらよかったと思った次第。これはおそらく来年度の課題と考えておられるはず。
とまあ、冷静に今回の演出を振り返ってみた。批評するのは簡単だが、実際のイベントを企画・運営するのは、並大抵の努力や才能ではできない。それを踏まえて、あえて批評してみた次第。
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