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イラク空爆 米・仏・デンマーク・ベルギー・オランダ・英・豪・カナダ・モロッコ(予定)
シリア空爆 米・サウジアラビア・カタール・ヨルダン・UAE・バーレーン
クルド人への武器援助 ドイツ・イタリア・チェコ
理解・支援 日・韓・台湾・エジプト・イラク・ウクライナ・アラブ連盟・EU・NATO
EU・NATOはともかく、アラブ連盟というなつかしい国際組織の名前が出てきた。上記の国以外ではアルジェリア、コモロ、ジブチ、クウェート、レバノン、リビア、モーリタニア、オマーン、パレスチナ、ソマリア、スーダン、チュニジア、イエメンである。(シリアは資格停止中)有志連合が59カ国というのなら、ほとんどのアラブ連盟・加盟国が数に入っているのあろうと推測される。でないと、数が合わないからだ。
とはいえ、この59カ国のスタンスは、かなり違う。イスラム国撲滅という目標は共有しているものの、イラクのクルド人問題や自国の石油利権、スンニ派とシーア派の対立、シリア内戦でのアサド政府の是非など、各国の利害は複雑に入り乱れている。
世界の警察を降りたアメリカ。とても自国のみでは戦費を賄えないし、なんとか合意できる最大公約数を作ろうとしているようだ。
シリア空爆は、アラブ連合内の湾岸諸国が、イラク空爆はヨーロッパとアングロサクソンが、クルド人支援は、最も難しい立場にあるトルコと縁の深いドイツが担当するという構図が見えてくる。それを取り巻く理解・支援グループに、韓国・台湾といったアメリカと安保条約を結んでいるグループの一員として日本が入っているわけだ。きっと湾岸戦争のごとく、資金面の支援を求められるんだろうなあ。
ここにきて、イランがF4でイラクのイスラム国地域へ空爆を行ったという情報が入ってきた。さらに全く違った立場の有志?が参加してきた。
まさに、WWⅡの時の対ファシズム人民戦線というか、呉越同舟。
…誰がために鐘は鳴るのだろうか。
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