2014年12月17日水曜日

LHRで「チョコフォンデュ」

LHRで、チョコフォンデュをメインにしたパーティーをしたいと、先日生徒から申し入れがあった。知らないうちに、参加費(200円だったそうだ。)を集め、お菓子や飲み物とともに、チョコフォンデュのマシンも4台そろえて、ビンゴゲームも楽しんでいた。私は、成績伝票のこともあったし、そもそも糖尿病なので、チョコフォンデュなんてとんでもない。副担任で、このところ朝夕のSHRに一緒に来てもらっているY先生(来春から中学校で新任教員となる予定)に代わりに食べてもらった。(笑)

実は、期末試験一週間前にクラスを揺るがすような状況が起こったのだ。生活指導部が、遅刻した生徒に早朝登校(と、言っても8:20までに、だが。)を課している。3日連続でクリアしないと永遠に続くシステムである。遅刻が多くなったのに業を煮やした生活指導部が、中間考査以後、職員室の出欠黒板に青いマグネットシールに名前を書いて早朝登校指導中の生徒名を貼るようになったのだ。我がクラスでは、それがたまりにたまって11名。欠席者・遅刻者の名前と合わせて、エリアがいっぱいになってしまった。

そもそも、私は少々の熱や体調不良なら遅刻してでも出席するよう指導している。2年生の時、欠席の多かった女子も多く抱えていたし、それはかなり功を奏していた。だから他のクラスより遅刻が多くなる。「よく来たなあ。」という遅刻も多いのだ。しかし、これだけ溜まると、どんな悪いクラスなのか、と思ってしまう。で、SHRでこう聞いたのだ。「あの時の誇りはどこへ行ったのか。」文化祭で、優勝できなかったものの、我がクラスでよかったと皆、泣きながら感想を述べた。たしかに、私の教員生活の中でも最もいいクラスになるかもしれないと私も誇りに思っていたのだ。

幸い、皆の心に響いたようで、期末考査の前には、全ての青いマグネットは綺麗に消え去った。だが、今日まで、私は手綱を緩めなかったのだ。部活を引退し、イベントも終わり、進路も決まった生徒たちは気が緩みがちだ。残る高校生活はあとわずかだ。楽しくやるときは楽しく、自由にやらせたい。だが、ケジメだけはちゃんとつけさせたい。そう思っている。

今日は、事前に家庭科の調理室で、チョコレートを溶かす段取りを生徒がしていた。必要な鍋も生徒が持ってきていた。昼休みに調理室に集まって用意していた。「女子、手伝って!」と言ったらしく、全ての女子が来てしまい、家庭科のT先生に「人が多すぎる。邪魔!」と叱られたのは、我がクラスの女子全員の真面目さの表れだと思う。5時間目は第一体育館で、学年全体で総合学習。自転車の安全指導クイズ大会だった。当然、遅刻者なし。パーティーの最初だけ顔を出して、写真を撮り、Y先生にタッチして、最後にまた顔を出したら、すでに手際よく後始末を全員でしていた。誰もが自分に出来ることを考え動いていた。ゴミは、リーダーたちが持ち帰ると言う。うむ。これでこそ4組である。

男女のリーダー群は、よくやっていた。手綱を緩める気はないが、明日はちょっと褒めてあげようと思っている。

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