2012年7月17日火曜日

ウルトラマン・アートを見に行く

先日の国際理解教育学会の後、埼玉大学から京浜東北線の北浦和駅までバスに乗って、埼玉近代美術館に足を運んだ。ちょうど開催されていた企画展『ウルトラマン・アート!』を見に行ったのだ。
東京へ行くとなると、何処へ行こうかと思うのだが、今回は夜行バス往復の強行軍だし、座ったら寝てしまいそうだし、重いPCをリュックに入れてウロウロするのもなあと、50を過ぎたおじさんは思い切り近場を選んだのだった。

ウルトラマン、ウルトラセブンの撮影に使われた実物をはじめ、登場した怪獣のデザイン画など素晴らしい展示だった。我々の世代は、東宝のゴジラや大映のガメラ、さらにTVでは、ウルトラQから始まって、ウルトラマン、ウルトラセブンで育った怪獣黄金世代なのである。いまでも、ベースギターでウルトラQのテーマを弾けたりする。(笑)

この埼玉近代美術館、MOMASと言うらしい。NYのMoMAを彷彿とさせるのだが、Sは埼玉のSらしい。なかなか素敵な公園の中にある小さめのMoMAである。こういう文化的な空間はいい。大阪はどんどんこういう文化的なモノを破壊する方向に流れている。文楽も交響楽団も平和の展示館も…。実に嘆かわしい限りである。

文化には経済の効率性に変えられない歴史の蓄積がある。自らの文化を意識的に破壊することは、自傷行為に近い。そんな思いがつのったのだった。

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