2012年7月12日木曜日

毎日新聞「近事片々」を読む。

毎日新聞の今日の夕刊の『近事片々』が面白かったので、エントリーの予定を変更して記しておきたい。こういう短文を書けるようになりたいものだ。

夜の校舎に捜査員が入る。世論に押されるように9カ月の放置から一転して。この異様な光景に被害生徒の無念が重なる。

ロバート・ケネディの言葉を「理想だけ追っては施策遂行できない。現実だけ追いかけては政治に涙、ロマンがない」と解く首相。二兎を追う者は。

機能に二兎を追うオスプレイ、緊急着陸。事故ではない、緊急着陸は事故を未然に防ぐためだ―という理由の乾き具合。

”トロイの木馬”に潜むでもなく、公然と脱党・旗揚げ組と連携を語る残留組。よく、学校で現代の政治の仕組みをきちんと教えていないと批判されるが、これをどう教える?

…教育の話題から、最後は教育の話題へと「二兎」で繋ぎながら着地している今日の『近事片々』。なかなか良い。不可解で不愉快な最近の日本をうまく描いていると思うのだ。

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