2012年7月14日土曜日

研究発表のPowerPoint作成完了

この2日間、毎日新聞を読んでエントリーしなければならなくなって、明日の国際理解教育学会での研究発表のエントリーが遅れてしまった。水曜日は、一日中職員室のパソコンの前でパワーポイントを操作していたのだった。何度か手直しして、ようやく完成した。

今回の研究発表の内容は、『高校生のためのアフリカ開発経済学v5.01』の新しい視点について語るものなのだが、経済(特に経済成長率と生産性、資本蓄積)中心だったの過去のテキストが、政治(特にガバナンスの良しあし)を交えて論じる必要性に迫られ、この政治経済という第1軸、第2軸で現在のv4.01は構成されているのだが、新しい視点(第3軸)が必要になった。それは、先進国の効率性や数値化では測れない、人文学的な意味合いも挿入した第3の軸である。
アフリカを遅れていると見るのではなく、リスクに弱いという『脆弱性』という視点であり、アフリカの中でも開発に大きな格差が生まれ、『多様性』を認識しなければならないという視点であり、『アフリカの知』を見直し、地球市民として「アフリカに学ぶ」という視点である。

悩んだのは、これら第3の軸の具体的な説明の資料だった。結局、『多様性』に関しては、「新しい中世」を読んで作成した資料を、先進国的な効率性とアフリカの知との関連資料としては「アフリカの失業率60%」への批判を使うことにした。いずれも本ブログのエントリー(本年2月4日・6月3日付参照)を使ったものだ。このブログ自体が私の日々の研究ノートみたいになっていると思う。それはそれでいいことか、と思うのだった。

夜行バスで今夜出発し、早朝新宿から埼玉大学へ。明日の夜、さらに夜行バスで大阪へ戻る強行軍である。

0 件のコメント:

コメントを投稿