街のガイドのおじさん |
さて、毎回見るこの『世界ふれあい街歩き』のことを書くかというと、昨夜の放送の企画が極めて素晴らしいと思うからなのだ。このネーピアという街、アールデコ風の街で美しく、ニュージーランドの人々も優しく感じがいいのだが、そういう表面的なトコロではない。実はこの街、1931年2月に地震が起こり、ほぼ壊滅したという歴史をもっているのだ。番組の導入で、多くのきれいな建物に1931とか1934とかいった数字が書かれていることの発見がある。街の人に聞くと、地震の話が出てくるのだ。やがて街の再建にあたってアールデコ風の建物を建てたことがわかる。アールデコ風の商品を並べる店で地震を体験したおばあさんがさりげなく、地震について語る。あくまでさりげなく…である。当時最新の建築様式だったアールデコを導入することで、「みんなを元気に」が合言葉だったという。
http://www.nhk.or.jp/sekaimachi/gtv/detail/housou.html
地震から立ち直り素晴らしい街をつくった”ネーピア”というメッセージ。素晴らしいメッセージだと私は思う。東北の多くの被災した港町のみなさんには、是非こんな街に再建して欲しいものだと思う。
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