今日は、本当は、府議会に提出された教育基本条例案のことを書きたいところだが、今日はやめておきたい。(毎日新聞朝刊には、教育長をはじめ、委員会や某知事が任命した教育委員の立命館大教授や大阪樟蔭女子大学講師の怒りの声も載せられていて、心強いのだが、とにかく疲れているので、後日に譲ることにしたい。)
学校へ向かう電車の中で、ふと国連本部ツアーのことを書こうと思ったのだった。新首相が国連総会に出るというニュースを昨日TVで見たからである。昔々、ニューヨークに一人旅した時、社会科の教師としては、絶対行っておくべきだと思い、朝一番のツアーに参加するべく国連本部に行ったのだった。国連本部は、実は地下鉄では行きにくい場所にある。クライスラービルを見ながらひたすら東に歩く。ワクワクしながら待っていると、パナソニックの紙袋をもったご夫婦がおられた。どう見ても日本人だったので声をかけたら、大阪人だった。久しぶりの日本語というか大阪弁を聞いたのだった。すると「私も大阪なんですぅ。」という女性の声が聞こえた。振り向くと女子大生風の子がいた。聞くと同じ大阪市立のM工業高校建築科の卒業生でNさんという子だった。当時工業高校に勤めていた私は親近感がどどっとわいたのだった。シアトルに留学していて、日本に帰る前にアメリカを旅していると言う。当時のアメリカの旅行会社は4都市周遊が同料金だったので、ニューヨークまで足を延ばしたのだと言う。ユースホステルに泊まり、自由の女神を見るのにも、観光用ではなく通勤のフェリーに乗ったと言う、絵にかいたような学生の貧乏旅をしていた。「いろいろ教えてくださいね。」と言われて、少々解説したが、彼女の方がリスニング能力がはるかに高いのできっと釈迦に説法だったと思う。
さて、ツアーのガイドは、マリから来ていると言う国連職員のお姉さんだった。フランス語圏から来ているのに見事な英語だった。(後に、JICA大阪でモーリタニア人の凄いフランス語なまりの英語を聞いたことがあるが、さっぱりわからなかった。)国連の各委員会の部屋や総会の会議場などを回った。拳銃の銃口が結ばれている有名な彫刻や人工衛星・スプートニクのつるされている玄関の案内もしてもらった。最後は、地下の国連グッズショップで、切手を買ってはがきを出した。ここの切手は国連の郵便局発行で、その郵便局はここにしかないというレアな話なのだ。Nさんは、「お金がないので切手とキーホルダーだけ買って帰ります。」と言って別れた。気持ちの良い子だった。元気でやってるかな。
国連本部。世界の首脳が一堂に会する会議場。そこに足を踏み込むだけで興奮した。そこで演説するなど、どういう感覚なのか及びもつかないが、前任者2人みたいに、空虚な演説はしないでで欲しいと思う。今日の日本経済新聞では、アメリカもEUも経済成長率が極めて低いという観測が出ている。世界は今混迷している。さて、先進国・日本は何を語るのか。
お久しぶりです。
返信削除国連本部とニューヨーク大聖堂の見学ができなかったことは、私のNY旅行で一番の悔恨であります。次回があれば必ず!
先生のブログから橋本府政を注意深くチェックしていますが、法律の専門家とは思えないとんでもない政治手法ですね。マニ教じゃあるまいし政治は善悪二元論で語れるほど単純でないと思います。
橋本府知事にフラれ、オバマにフラれ、民主党(野田新政権の誕生)にフラれ、最近はことごとくフラれっぱなしです。。
哲平さん、コメントありがとうございます。某知事は府教委が提訴すれば、法で定められた教育委員会の存在を否定する者として裁判で負けると某先輩教員が言っていました。極論的に言えば「カダフィが知事になれば、生徒は全員兵士にされる」というような暴挙だと…。なるほどと思いました。早く選挙に負けて芸能人に戻るべきだと思いますねえ。
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