ナイジェリアの中央銀行は7日、中国の人民元を外貨準備通貨に加えると発表した。中国との経済関係の拡大に加え、米ドルに偏る準備通貨を多様化する方向性を打ち出したわけだ。中国政府が進めている人民元の段階的な自由化により、準備通貨採用の条件が整ったとの判断である。
産油国ナイジェリアの外貨準備高は2日時点で323億ドル(約2兆5千万円)で、8割が米ドル、残りがユーロやスイスフランだが、10月以降、5~10%を人民元に切り替えるという。両国間の貿易総額は昨年75億ドルに達しており、中国の直接投資も増加中で、完全な互換性が実現しいないものの政府間で個別の取り決めを通じて、人民元の流動性を確保するという。
今回の人民元の外貨準備通貨はナイジェリアが世界初の先鞭をつけたが、アフリカ諸国と中国との経済関係の強化の流れから、同様の動きが広がると見られている。
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9381959FE2E5E2E78A8DE2E5E2EBE0E2E3E39494E3E2E2E2
この動き、やがてはアフリカ諸国で、大きな潮流になるのではないか、と私は思う。これは、中国の経済力もあるだろうが、欧米経済の失速という側面も大きい。ただ、中国がいつまでもこの経済発展を続けていけるとは思えない。インフレが進み、国内の経済格差をいかに鎮静するか。問題は山積みである。中南海の力量、特に次期国家主席と目される習近平の力量に関わってくる。うーん。さてさて…。
玄関前でビデオ撮影中(編集している部屋から撮影) |
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