エンジ色のユニフォームが本校。後ろで控え選手が応援する。 |
前から本校のサッカー部の試合を見に行きたかった。サッカー部の生徒は野球部に次ぐ大所帯で、教えている生徒も当然多い。サッカーのメインの大会は正月の高校選手権だ。というわけで8月後半からその予選開始、野球部などよりはるかに3年生の引退が遅くなるのである。今日は、本校サッカー部の予選初陣。相手は府立のN工科高校である。自宅から車で30分弱の高槻にある府立高校グランドが試合会場だった。
左サイドをえぐり、この後得点 |
後半は、相手チームの動きが良くなった。こう着状態を相手のゴールが破った。3対2。おいおい、私が来たから負けるなんてことないよな~と思った。ラグビー、野球と私が見た試合はすべて負けている。校長から行くな!と言われているくらい”ビンボー神”扱いされている。だが、ここで監督が動く。どんどん選手を替え、キャプテンも投入された。その辺から一気に3点を取って、突き放したのだった。「お、いける。」「これは面白い。」と思うと点が入るのである。最後はループシュートまで決まった。これはフォーメーションではわからなかった。(笑)
6対2。一時はどうなるかと思ったけれど、結局実力差を示したのだった。サッカーの試合では終了直後、必ず相手チームのベンチに挨拶しにいいく。N工科のキャプテンが号泣していた。彼にとって3年間のサッカーが終わったのだ。いつもながら、私はこういうシーンに弱い。そういえば、前々任校でも、毎回キャプテンが最後の試合で負けて涙を流していた。それだけ人を引っ張っていくことは大変なのだ。だが、それこそが成長の糧である。真剣に取り組んだからこそ流せる涙が、そこにある。
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