2011年9月2日金曜日

台風接近 汗をムチャかいた日

今日の画像はなんとなくヒデヨシ
台風12号が近畿に接近している。朝から凄い風だったので、駅から歩いた。折れた街路樹の枝が学校の前の道をコロコロと転がっていく。おいおい。そんなわけで、学校の外へ出ると、ムチャ涼しい。反対に学校の中は、職員室も教室も一応クーラーが効いているのだが、節電の関係もあって外より暑く感じたりする。世界史は、マラトンの戦いやサラミスの海戦などを、ついつい熱く語ってしまうので、無茶苦茶汗をかいてしまう。ダラダラと汗が流れ、ハンカチで拭いても拭いてもだめである。
放課後、食堂にポカリスエットを買いに行ったら、2年生の女子生徒から、「センセ、凄い汗ですよ。ポロシャツの色が変わってます。」と言われた。全く気付かなかったのだが、ロッカーで脱いでみると、肩から胸にかけてオネショしたみたいになっていた。今日はブルーのポロシャツなので、アンダーシャツを着ていなかったのだ。あちゃー。これは美しくない。私はオシャレをするような人間ではないが、不潔な服装は好まない。とりあえずTシャツとジャージに着替えたのだった。でも暑い。何もしていなくとも汗がダラダラ。喫煙に外に出ると、風が吹きつけて汗がひく。うーん。自律神経失調症なのかなあと心配になる。妻は「男の更年期じゃ」と笑った。

その妻が、来週から入院することになった。胆石を手術するのである。わが夫婦は高校の同級生なので、お互い身体については、ボチボチとガタが来ているようである。放課後、特別活動部の仕事が多忙な中、時間休をとって共済組合(大阪府庁別館にある)に、妻の手術に関係する書類を提出に行ってきた。強烈な湿気に外気が汗をまた呼ぶ。電車内の冷房にふれると汗が引く。この繰り返しである。ああ、うっとうしいなあ。

ところで、今日はそんな”うっとうしさ”を吹き飛ばす光景にも出会った。1つ目は、昨日のミシン事件の決着である。朝一番に関係者(団長・生徒会・衣装係の生徒)が、職員室にやってきた。手には反省文をもっている。美術の先生にお詫びにきたのだ。その姿勢もさわやかである。私が、衣裳係の生徒に「これで一件落着。審査(劇の良しあしを点数化する)には影響しないからね。」と声をかけると、思わず目がうるんで「ありがとうございます!」と微笑んだ。高校生の純粋で真剣な取り組み。いいなあ。
2つ目は、いつもの公園で喫煙していた時の光景。公園を一周する500mの散歩道を陸上部が走っている。凄い風である。雨も強くはないが、風に流され右に左に吹き付けている。こんな中、長距離の練習なのだろう、雨も風もなにするものぞ。無表情にひたすら走っている。私は、そんな生徒の健気な姿に感動した。いいなあ。晴れてる日に頑張って走っている姿も美しいが、今日のような悪コンディションでも自らを鍛える毅然とした姿に感動したのだった。

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