https://upload.wikimedia. org/wikipedia/commons /b/bd/Robert_Campin _-_M%C3%A9rode_ Altarpiece_%28right_ wing%29_-_WGA14422.jpg |
外典である「ヤコブ原(げん)福音書」によれば、マリアが14歳になった時に、天使のお告げでユダヤの独身男性に招集がかかる。おのおのが枝を一本持って集まるように命じられ、亡くした先妻との間に息子もいたヨセフも独身者であるが故、神殿への招集に応じた。無数の独身者の中で、ヨセフの枝にだけ花が咲き、神の意にかなった男性とされ、婚約者になったというわけだ。…出来杉君であるが、面白い。
ヨセフは、かなり年上で、「正しい人」とされ、アブラハムのひ孫にあたるともされている。とはいえ、名画での描かれた方は、不機嫌そうな老人であることが多い。聖人になったのは、描かれた以後だし、画家たちにも遠慮がない。(笑)
この画像は、ロベルト・カン・ビンの「受胎告知」の右側に描かれたヨセフ。ネズミ捕りを作っている姿が描かれていて、完成品が窓のところに描かれている。うーん、…ネズミ捕りを作る養父ヨセフとは…。もちろん画家のイメージによる創作だろうが、あまりに可愛そうであると私などは思うのだが…。
0 件のコメント:
コメントを投稿