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白い衣で手を合わせているのが聖母。倒れそうな聖母を支えているのが、聖母のことを託された弟子のヨハネ。ひざまずいて祈っているのが、マグラダのマリア。アトリピュートは香油の壺で、足元にある。彼らの反対側に立っているのは、洗礼者・聖ヨハネで、「彼は必ず栄え、私は衰えなくてはならない」と聖書も文字が書かれており、復活を意味している。
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無数にある磔刑図の中で、私の好みを最後に付け加えておきたい。それは、ダリの磔刑図である。
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ダリには、これ以外にも、「超立方体的人体(磔刑)」という作品がある。シュールリアリズムから、原子力へと興味を移した時代の作品で、カトリックと数学と科学、カタルーニャの土着文化をごちゃまぜにした「原子力芸術論」を発表。さらに、スペインの建築家の立方体理論をもとに、妻のサラを聖母のモデルにしたてて、磔刑図を描いたのだが、かなり奇妙なものになっている。よろしければ検索してみていただけたらと思う。
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