2023年10月25日水曜日

米・国務省職員の正論

https://countryballs.
net/map_of_israel/5376
先日、アメリカの人々は、どう考えているのかと記したのだが、国務省の外国への武器援助を監督する部長・ジョシュ・ポール氏が、19日、抗議の辞職をした。今アメリカで話題になっているようだ。彼の意見をエントリーしておきたい。

https://www.youtube.com/watch?v=6dA0VMApvA0

https://www.cnn.co.jp/usa/35210517.html

"Blind ssupport for one side" 「一方への盲目的な支援」が問題である。イスラエルとパレスとなの人々双方にとって、ますます深い苦しみを与え、長期的なアメリカの利益にならない。梅田政権も議会も、この状況に対して深く考えずに衝動的に反応しているだけで、パレスチナに対する偏見、政治的な都合(ほとんどの上下両院議員がユダヤロビーから多額の献金を受けている。)、知的な破綻、官僚的な惰性である。アメリカの連邦法では、人権違反する者には武器を渡さないことになっている。ガザの200万人に水・食料・医療、電気などを奪ったイスラエルの行為は人権違反故に、報復とはいえ、(法律上)武器を渡してはならない。議会は、機能不全を起こしており、イスラエル支援の予算要求に議会は反発していない。議論すらない。これは、「白紙委任状」であり、イスラエルは、今の世代のパレスチナ人を殺し、次の世代のパレスチナ人の敵をつくる。悪のループとなる。アメリカは、イスラエルの人権侵害ではなく、安全保障だと述べているが、これは偽善である。イラクでもアフガンでもベトナムでも、この平和安全保障という意義付けで支援してきた。事実は、一方への盲目的な支持は、長期的には双方の人々の利益の破壊だ。全く道理にかなっていない。

…このジョシュ・ポール氏の言っていることは、極めて正論である。アメリカは、たしかに盲目的な支援を行い、世界各地で双方の利益を破壊してきた。ただ、アメリカのイスラエル支援は、アメリカという国家にとって(ウクライナ以上に)かなり優先順位が高いことも事実である。またアメリカの議員は、日本以上に様々なロビー活動で政治資金が動いているのも現実である。私は、正論だと思うが、正義なのかは、…わからない。ただ一つ言えることは、アメリカの民主主義の残滓は、まだ存在している、ということだ。

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