昔、綴喜郡田辺町と呼ばれていた頃に私は住んでいた。普賢寺近辺はあまり代わってはいなかったが、同志社大学が出来、JRが電化され、京田辺市となり、大いに発展していて、完全に浦島太郎状態である。私の住んでいたころの面影は少しずつ残っていているのだが、ホント、店舗やレストラン、それに学生アパートなどが増殖していた。(笑)
学園の生徒に聞くと、地元の関学人気は相変わらずだが、同志社人気がかなり高まっている。大学受験関連のYou Tubeもよく見ているのだが、同志社の位置づけは関関同立の中でも、頭一つ抜けていて、早慶には及ばないものの、MARCHの筆頭とされる明治大と肩を並べているのだとか。
昔は、商業高校や工業高校が長かったので、受験教育など眼中になかった。進学校であるM高校に転勤してから受験修行となったわけだが、以来様々な大学を調べてきた。関西主体だったのが、マレーシア・PBTで留学指南をする中、全国に拡大した。今の学園でも、東京志向の生徒もいる。受験形態も様々に変化してきた。文科省の私大定員制約によって、国公立においてさえ、推薦型が増加した。
共通テストを受験し、各大学の入試を突破するというのが、王道だとは思うのだが、受験の社会科を考えると、学習範囲の膨大さ故に、歴史や地理、政治経済や倫理の面白さは犠牲にされているように思う。王道を歩んだ高校生でさえ、大学で学ぶ時、その浅さに気づくのではと思う。まあ、無知の知に気づくことが早いほどいい。推薦型の高校生は、好きなことは好きで、専門性を持ち、深く学ぶ素養が、受験の時点ではあるように思うが、どっちがいいのか、私にはわからない。
久しぶりに、同志社の学舎を目にして、そんなことを考えていたのだった。
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