2015年6月15日月曜日

中谷氏の岩波ブックレットを読む。

国際理解教育学会・弾丸ツアーのお供にしたのは、実は岩波のブックレットだった。(6月13日付ブログ参考)アウシュビッツの日本人ガイド・中谷さんの「ホロコーストを次世代に伝える」である。岩波のブックレットは薄いので、こういう時のお供には最高だ。もちろん、ポーランド行き・中谷さんのガイドの予約が取れた直後にアマゾンで注文したものだ。妻が先に読んで、私にバトンタッチしてくれた。

中谷さんの人柄がよくわかった1冊である。中谷さんの書かれた「アウシュビッツ博物館案内」という単行本も注文してあるので、近々読めると思う。このブックレットは、その前段階である。ところで、意外な話がこのブックレットに載っていた。日本の英米への宣戦が、ホロコーストに大きな影響を与えたのではないかということだ。それは、ナチにユダヤ人等の民族浄化を急がせた歴史的経過があるということであるらしい。

また、中谷さんは、本書の中で、「ユダヤ民」という語を使っている。ポーランド人、ドイツ人という表現をされながら、ユダヤ人に対しては、ディアスポラによる国籍の多様性を含んでいるのかもしれない。ともかくも、単行本の到着を楽しみにしている次第。

0 件のコメント:

コメントを投稿