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主人公の少年は8才の少年である。父親はSSの上級将校である。家族をつれて強制収容所の所長となって赴任する。友人の全くいない少年は冒険好きで、収容所までたどり着き、同じ年齢のユダヤ人少年と友人になる。無垢な少年は家庭教師に歴史の授業でユダヤ人の悪口を聞くが、彼にはそういう「分別」は無関係である。母の「分別」による強い希望でベルリンに帰ることになるのだが、ユダヤ人少年と彼の父を探す約束をして、囚人服を身にまとい収容所の中に入り込むのである。最後は、悲劇的という形容では表せないほどである。ナチのシェパードによって、その居場所がわかるのだが…。
このストーリーは、フィクションだが、調べてみると収容所の所長が実際家族をつれて赴任した例はあるらしい。家族は、SSのやっていたことはあまり知らされていなかったらしい。それにしても、救いのない映画だった。1ヶ月後に実際、収容所に立った時、これらの心象が一気に湧き上がるだろうことは想像に難くない。
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