地球の歩き方の評判は、昔から今ひとつである。これまで何冊買っただろう。おそらく20冊以上は買っている。単なる読み物としてはいいが、実際現地に行ってみて「地球の迷い方」であるという評価もある。世界は常に変化しているのだから、ここに書かれていることが全て正しいわけではない。私は、いかにここの情報を取捨選択するかにかかっていると思っている。
昔、ロス空港からダウンタウンまでは治安が悪いので絶対利用してはならない、と書いてあった。だが、そのままサンディエゴに向かうのでユニオン駅に直通の地下鉄が便利だと判断した。たしかに治安の悪い地域を走ったし、ヘビ男に遭遇(本年4月21日ブログ参照)したが、極めて危険というほどではなかった。地球の歩き方としては、「安全です。」と書く事こそが冒険であるからだ。
今回のポーランド行きに際して、どうしようかと思っていたが、妻と相談して結局買うことにした。両替やタクシー代、入場料などはあくまで目安と考え、現地に行くまでの楽しみを増やすための読み物と割り切るといいと思うのだ。現地で使うのは地図のみ。(笑)これも間違いが多かったりするが…。
今回の地球の歩き方の利用で、最も価値的だと思ったのが、アウシュビッツ収容所の有名な日本人ガイドの中谷さんと(地球の歩き方にメールアドレスが明記されていたので)連絡がついたことだ。妻とも話していたのだが、英語のガイドは、正直なところ辛い。今回のポーランド行きは、教師生命のテンカウント中の私にとって観光というよりもユダヤ研究の最終章みたいな旅である。最大の目的地であるアウシュビッツでは写真を撮りまくって、パワーポイント教材をつくるつもりだ。そのための出資は惜しくない。
2015年6月7日日曜日
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