2015年6月23日火曜日

SONY デンスケの思い出

この黒いデンスケを持っていたのです。
我が家は、鳥獣保護区の里山のすぐ近くにある。朝などは、野鳥がさえずっているし、夜には虫が鳴いている。私はこういう鳥や虫には詳しくないので、どういう種類なのかは知らない。

とはいえ、こういう自然の音を身近に聞ける幸せを感じている次第。ふと、こういう音、昔ならデンスケを担いで取っていたかもしれないなあと思ったのだ。デンスケというのは、SONYのテープデッキである。高校から大学時代私は専らステレオにつないで、拓郎や陽水のテープを再生してくれていた。

マイクを2本繋ぐか、ステレオ録音できるマイク(一応持っていた。)をさして野外録音も可能なモデルだった。私の人生を振り返っても所持していた様々なモノの中で、最贅沢な機器であった。結局、スッコーンと欲しいと言った後輩にあげてしまったのだけれど…。

今はカセットテープで録音すること自体が、極めてアナログであるが、もし今も身近にあれば、きっと豊かな生活になるような気がする。思えば、昔の機材はなかなかデザインも優れていて、哀愁を呼ぶ。久しぶりにWEBで検索したが、特にあの頃のSONYの機材はいい。今は、そういう物欲もすっかり枯れてしまったけれど…。

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