http://www.asahi.com/articles/ASH6C62GYH6CUHBI034.html
このデジタル版の記事では、エジプトから南アまでの巨大市場ができるかもしれないとあるが、具体的に26カ国とはどこかは解らない。もう少し調べると、chaina.comで「東南部アフリカ共同市場」「南部アフリカ開発共同体」「東アフリカ共同体」の3組織の統合を図るものらしいことがわかった。
http://japanese.china.com/news/world/329/20150611/393848.html
これで判明した。
東南部アフリカ共同市場(エジプト・リビア・コモロ・ジブチ・スーダン・エリトリア・エチオピア・ケニア・ウガンダ・ルワンダ・ブルンジ・コンゴ民主共和国・ザンビア・モーリシャス・ジンバブエ・マダガスカル・マラウイ・セイシェル・スワジランド)19カ国。
南部アフリカ開発共同体(上記にダブってない国:ボツワナ・ナミビア・南ア・レソト・モザンビーク・アンゴラ・タンザニア)7カ国。
実はこれで全部。26カ国である。東アフリカ共同体(ケニア・ウガンダ・ルワンダ・ブルンジ・タンザニア)は、すでに上記2つに全て入っている。だから、China.comの記事は親切すぎるかもしれない。
要するに、ソマリア以外の旧イギリス・ポルトガル・イタリア・ベルギーを旧宗主国とする、アフリカの東半分、非フランス語圏(マダガスカルが入っているけど…。)の26カ国だということだ。これから、各国で批准が始まることになる。ちなみに、この地域は6億2500万人をカバー、GDPの58%を占めるという。
…この自由貿易地域、決して悪いことではない。そもそもアフリカ諸国の独立前から、汎アフリカ構想が語られていたことを考えれば、遅いくらいである。アフリカ各国の多くは、市場としては小さすぎるほど分割されているのも、開発経済学が指摘するところ。ただ、経済統合が進むと、かなり格差が開くのではないかという懸念もある。新たな争いのもとになられば良いが…。
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