2015年6月10日水曜日

mundi アフリカの記事を読む。

JICAの広報誌が「mundi」という名前に変わって久しい。本校に送られてくると、私のもとに届くようになっている。ありがたいことである。このところ、「アフリカ留魂録」という名のブログなのに、アフリカ関連のエントリーが少ない。新聞記事を毎日ウォッチしているのだが、なにせ少ないのだ。

それで、久しぶりに最新の6月号からいくらか拾ってみた。何より、1ページ目にギニアの首都コナクリから50kmほど離れたコヤ市でカアカ橋という工事現場での記念写真が載っている。エボラ渦の関係で、日本の関係者は退避したらしいが、現地スタッフは今日もラジオ体操をして資材を厳重保管しながら待っているそうだ。いい話である。

今回の特集は「観光・世界遺産」である。エチオピアのシエミン国立公園は、放牧などの影響で危機遺産リストに登録されてしまった場所だ。そこを新たなエコツーリズムで立て直そうというプロジェクトが行われているらしい。ここでしか体験できないことを発掘していくんだそうだ。これもいい話である。

マラウイの一村一品運動(OVOP)は有名だ。バオバブ・オイルを作る村があって、首都リロングウェにアンテナショップをつくるほどになっているそうだ。このオイル、ビタミンEが豊富で、食用だけでなく美容にもいいらしい。

モザンビークでは、海沿いのイニャンバネ州でティンビラ(木琴)祭りで盛り上がっているそうだ。観光客にも好評で、伝統ある音楽が新たな雇用を生み出すための協力が進められているとのこと。

こういう、アフリカの「いい話」が嬉しい。

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