大阪中之島・中央公会堂 |
今回の講演は、中央公会堂の2F会議室で行われた。いつもは道祖神のオフィスのあるビル内の会議室だったのにと不思議だったが、良く見るとオフィスが移転していたのだった。そういうえば、長く行っていない。
さて、さすが道祖神の講演会。アフリカ経験者がほとんどだった。(笑)というわけで藤井さんの用意したアフリカ入門の話はかなりスルーした。サハラ縦断の話も面白かったし、アフリカの人々の優しさの話もイミグレの理不尽な話も面白い。これら前ふりの後シオラレオネの話になった。話の内容をぐっとまとめると、前半はシオラレオネの一般論、後半は保健医療のJICA専門家から見た話だった。
一般論の中で、私が最も意外で面白く思ったのは、シオラレオネの国際空港と首都フリータウンのアクセスの悪さである。その間に湾(要するに海だ。)があり、ヘリコプターで5分、$80だという。高速艇もあるらしいが、陸路でバスだと6時間かかるらしい。まあ、航空機を利用するような人々は、だいたいがリッチマンだから、いいか。(笑)…しかし、バックパッカーだったら、滞在費とのバランスを考えると凄い値段である。こんな話もあった。藤井さんが派遣された北部のガンビア県の現地語では、「ありがとう」は「モモ」で、後に「ヨー」と延ばすんだそうだ。ちょうど、モモ君という子どもがいて、よく物売りに来たそうで、そんな時、「モモ、モモヨー」と言うんだとか。(笑)
後半の話は、JICA関係者(JOCVや専門家)の話を聞き慣れている私にとっては、ものすごくよくわかる話だった。HDI(人間開発指数)の話も出てきた。多くの方が初めて聞かれたと思う。旅行社の講演会だけど、こういう固い話を平気でやってしまってもいいのが、道祖神という会社の良さだと思う。ところで、パンフレットを貰った。『藤井千江美さんと行くシオラレオネを識る旅11日間』道祖神という会社は、野生動物=アフリカ旅行だとは考えていない。スタディツアー的なものも多いのだ。なかなか面白そうな旅だ。(日程と金額から、当然私は行けないけれど…)
質問会になった。ある青年が、「アフリカは男性優位という一面がるが、JICA専門家として女性故に困ったようなことはなかったか?」という質問をした。いい質問だ。藤井さんは「案外女性も多かったので…。」と答えられた。この質問を聞いた時、ケニアのちょっと威張った男性官僚たちが浮かんだのだが、最近JICA大阪国際センターやワンフェスで出会ったアフリカの研修員さんは、案外女性が多かったことを思い出した。キリスト教圏を中心に女性テクノクラートが進出しているのだろう。
藤井さんも、国際支援について、あるいは現地のアフリカの人々との自立発展についてなどに悩んだことを率直に述べられていた。様々なアフリカの国々を渡り歩いた藤井さんも今さらながらに答えを見つけられていられないのだ。そういうアフリカに学ぶ姿勢に大いに好感をもった次第。次回は6月23日。うまいこと京大の公開講座とずれている。アパルトヘイト廃止直後の南アの話と聞いている。まだ新学期の日程が未発表なので微妙だが、また藤井さんの話を聞きたいと思っている。
LEEです。シエラの話、懐かしいです。空港から街まで、火を吹いたらりするヘリか、壊れかけのホバークラフトか、いかだにエンジンつけた見たいな高速船か、車ごと乗れるぼろい普通の船か、という選択肢だったと思います。お金のなかった僕は、飛行機の横に乗っていたレバノン人に頼んで、彼の車に乗せてもら、ぼろい船で街に出たのを覚えています。
返信削除コメントありがとう。久しぶりやねえ。まだインドか?
返信削除10日土曜日は、お越し下さいまして、そして、早速ブログでもご紹介して下さって、ありがとうございます。無事にブログに行き着くことができました!(笑)ブログのトップにもあります「持続可能な開発・・・」という言葉が非常に気になり、是非、次回お越し頂きましたときは、詳しくお話をお伺いできましたら幸いです。ブログの内容もとても関心がありますので、これから少しずつ、拝見させて頂きますね。
返信削除是非、次回の南アフリカ&ボツワナ編にも、お越し頂けることを楽しみにお待ちしています。
藤井さん、コメントありがとうございます。まだ日程がはっきりしないので、絶対とは言えませんが是非とも行きたいと思います。
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