本校では、毎年3月1日に卒業式が行われるそうだ。最近はそういう定説通りに行われる学校が減ったようで、大阪市立の高校でも少数派らしい。(前任校は6日である。)と、いうわけでTVや新聞、通信社などの報道機関が数社、朝から本校に駆けつけてきた。単なる「高校でも卒業式が始まった。」という報道ではないらしい。現場としては、あまり気分の良いものではない。
さきほどNHKのニュースで、本校の卒業式の模様が報道されているのを見た。しっかりと私の姿も映っていた。生徒主体の卒業式なのに、窓側で1列に並んで起立している教員の姿が映しだされた。(もちろん生徒の入退場のシーンや証書授与のシーンもあったが…。)
とはいえ、本校の卒業式、なかなか荘厳である。校歌を1番から3番まできっちと、大きな声で歌うところなど本校らしい。これまでの勤務校とと大きくちがったのは、送辞と答辞だ。それぞれ、壇上に上がり、校長訓話と同様に全体に向かってスピーチすることだ。よく、学校が変われば会社を変わるのと同じだと言われるが、「へぇー」とその違いにびっくりした。
おまけに、今日は2時から体育科と武道科の入試の合格発表があり、その後体育科の先生方は1年生の体育科と武道科3クラスの生徒を連れて5泊6日のスキー合宿に出発した。うーん、タフである。
私はと言うと、昨日から生徒会の生徒と特別活動部の先生方の力も借りて、文化祭で展示したクラブ紹介や文化祭の団紹介などの展示物を連絡通路に貼って、すこしばかりニギヤカにしていたのだった。正門をくぐると見える「ご卒業おめでとうございます」の文字なども生徒会長と共に作って貼ったりした。3年生も保護者の方々も喜んでくれていた。今の生徒会は少人数なので大変であるが、彼らなりに責任感をもって頑張ってくれたので嬉しい。そう、卒業式の主役はあくまでも生徒だ。
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