2012年3月11日日曜日

3.11 DASH村を見る

鉄腕DASH HPより 村長のおきあがりこぼし
大震災から1年である。日本各地で、また世界各地で追悼の行事が行われた。私は術後の陛下が出席を強く望まれた追悼式をNHKで見ながら、黙とうした次第。TVでは、1日中震災関連の番組が行われていたわけだが、読売テレビのDASH村が最も印象に残った。私は、地理で農業の話をする機会も多いので、いつもDASH村の様々な農業実践を毎回楽しみにしていた。それが、例の原発事故で退避となり、(農業指導をされていた)アキオさんを始め、北斗(村で飼っていた犬)、ヤギや羊たちはどうなったのか、凄く心配していたのだった。震災後、関係者や動物たちの所在も次第に明らかになって、ほっとしたものだ。

今日の番組でも、TOKIOが関係者を回り、様々な現状を伝えてくれた。中でも福島県の農業の未来を探るという姿勢、DASH村で放射能の定点観測や新たな実験など、様々な試みをしていた。DASH村は死なずである。村をどこにするか探すところから見ている私としては、それがなにより嬉しい。

ぐっさんがチェルノブイリに行った企画もなかなか印象深いものだった。ウクライナやベラルーシでは、事故後、長い時間を経て、農家は放射能と共存しているように見えた。もちろん様々な問題も違いもあるが、福島の農業問題への示唆も多くあるはずだ。

最後の企画はDASH村の羊の毛を使って、村長(アヒルである。)の起き上がりこぼしを、被災者の方々が作るものだった。生中継のエンディング、テーブルに不揃いの村長おきあがりこぼし達と、新潟で生き続けるTOKIOの作った『男米』が並んだ。3.11から1年。精一杯の「DASH村は死なず。福島の農業も死なず。」というメッセージを送っていたと思うのだ。
http://www.ntv.co.jp/dash/

ほんと、大阪にいる私などに出来ることなど大したことはない。でも東北の農産物を買うことはできる。東北の皆さん、頑張ってください。

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