2012年3月24日土曜日

ルワンダの『ヌル・エネルギー』

ルワンダの「ヌル・エネルギー」という会社が頑張っている。電化されていない地方で、足こぎ型の発電機とLEDライトを小規模業者に後払いで販売している。小規模業者は、これを村人に小額の充電代で貸出し、なかなか儲かっているようだ。すでにルワンダで1万台が稼働し、ケニアやウガンダ、タンザニアなどに拡大してくようだ。また、今は専用のLEDライトのみの充電機能だが、携帯電話や他の電化製品にも転用できるようにする計画もあるらしい。なるほど、世銀のライティング・アフリカ賞を受けたのも頷ける。
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2867161/8672575?ctm_campaign=txt_topics

ルワンダは、頑張っている。何度かエントリーしたが、例のツチとフツの悲劇を乗り越え、海外で様々なスキルを得た優秀な人々が帰国し、国全体を盛り上げているようだ。BOP(貧困層向けのビジネス)の分野でも、こういう形で国内の企業が頑張っているのが嬉しい。

アフリカの持続可能な開発を考えた場合、やはり『人材』がその成否の鍵を握っていると感じる。ルワンダには何もない。マウンテンゴリラがいることで有名なくらいの小国だった。それが、どんどん発展して言っている。LEDライトで夜も勉強した子供たちが、やがてこの後を引き継ぐはずだ。子供たちの潜在能力を生かすことができる環境がまた1つ生まれたわけで、そのことが何より嬉しいと思うのだ。

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