2012年1月24日火曜日

タンザニアのハイブリッドコーン

タンザニアのトウモロコシ柄の『カンガ』
先日の京大の公開講座で、「カンガ」を1枚購入した。震災への募金となるらしい。私は、以前ワン・フェスで1枚購入したことがある。その後阪大のスワヒリ語科卒のOGがお土産に1枚くれたので、これで3枚になった。モノ・ランゲージの教材として、持ち運びに便利だし、アフリカン=ドレスという本ももっているので、どう使うか指導もできる。なかなか女子生徒に好評である。しかも、カンガには、スワヒリ語のことわざが書かれているし、なかなか素敵だ。

さて、カンガの故郷、タンザニアでは、ハイブリッドコーンが栽培されているというニュースがあった。ハイブリッドといっても、アメリカのようなコーンではなく、気候変動に対応したもので『あまり肥沃ではない土地でも、また降水量が少なくとも栽培できる。』ものらしい。収穫量は、1haあたり2tから9tになり成長速度も3週間も早くなるという。これだけ読むと、良いことづくめではないか。タンザニア人の農業研究所の研究員が開発したと言う。
http://www.africa-news.jp/news_tFh3H2sYY.html?right

嬉しいニュースではないか。このところ、アフリカの開発に何が必要か、原点に戻って考えているのだが、やはりこういう地道な食糧生産に関わる開発が、最も重要だと思う。ニュースの文面からは、化学肥料のことは書かれていない。おそらくあまり必要がないようだ。もし、必要なら、私はちょっと躊躇するところだが、アフリカ人の手でこういう研究が進み、貧困撲滅を進めることが出来れば、こんな嬉しいことはないと思うのだ。

カンガに書かれているコトバを最後に…。Jipe moyoutashinda.(かんばれば、必ず成功する)

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