私は、アフリカの宗主国の中でも、ポルトガルは極めて悪徳だと思っている。ポルトガルは、英仏などと比べて、植民地を長らく手放さなかった。各地で独立戦争を戦い、国際的非難を受け1974年のカーネーション革命で、反独立戦争を放棄し、一気に本国に自国民を退避させた。以後、各植民地は大混乱に陥る。
http://www.africa-news.jp/news_pI5hcY2KS.html?right
アンゴラもモザンビークもその後長らく内戦に苦しむことになる。これは冷戦の影響も大きい。歴史にIFはないが、もしアフリカの年と呼ばれた1960年頃に独立していれば、莫大な地雷による悲劇(アンゴラ)や少年兵の悲劇(モザンビーク)は回避できたかもしれない。
そのアンゴラが、宗主国を救おうとしている。素晴らしい話ではあるが、正直、私は不思議な思いがする。アフリカのこの鷹揚さはどうだ。
モザンビークも、ガス田が見つかったり、沿岸部での工業化が進み発展が著しい。もしかすると同調するかもしれない。因縁を超えての支援。それもつい先日まで最貧国であったアフリカの国が…。
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