http://mensdrip.com/money/kabu-investment11 |
ところで、我がクラスは私費生なので、中華系の学生が大多数を占める。彼らは財をなすことに、学びの主眼を置いているように思う。日本に留学するのもそのため、という感じだ。マレーシアの経済発展を支えているのは、彼ら中華系だと言っても過言ではない。政治面ではマイノリティーだが、経済面ではマジョリティーなのである。
株式会社の有限責任の話の後、株価の変動について当然語ることになったが、実はその食いつき方が尋常ではなかったのだ。(笑)普段、眠そうに聞いているS君など、目の輝きが全然違うのだった。授業の後、「先生、私は金融に進みたいと思います。」と言ってきた。「数学は好き?」と聞くと、「はい。」と言う。「ならば、経済学部だねえ。」「学ぶ意欲が今日の授業でどーんと湧いてきました。」…そうか。この中華系の人々の財への執着は凄いな、と改めて感じた次第。S君と同様の学生が、男女を問わず我がクラスに多い。私のライフワークである、途上国の持続可能な開発を進めたいという主旨とは少し違うけれど、マレーシアの経済発展を支える人材の育成もまた、その範疇かと、自分なりに納得した次第。
0 件のコメント:
コメントを投稿