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すると、マレー系の国費生から、このマグレブというのは、イスラムの礼拝の日没時をさすコトバだという発言があった。「おお、完全に意味は一致するなあ。」などと、お互い盛り上がっていたのだった。
ところで、イスラム教徒は5回礼拝があるが、マグレブは4回目だと私は思っていた。つまり、夜明け、夜明け以降、影が自分の身長と同じになるお昼、日没、そして夜と、1日を追って続いていると思っていたのだが、実は日没が第1回目なのだと生徒に教えてもらった。思わず”、へー。”と、タモリの昔の番組みたいに教卓を20回叩いたのだった。せっかくなので、礼拝について少し調べてみた。
マグレブ(日没時)は、3ラカート(お辞儀の姿勢の数で礼拝の単位)
イシャー(夜):4ラカート
ファジャル(夜明け):2ラカート
ズフル(夜明け以後):4ラカート
アスル(昼):4ラカート
2ラカートのファジャルの時は、コーランの第一章ファティーハ(6月4日付の「中田・橋爪『クルアーンを読む』2を参照」)を読んでから、任意の一節を読む。これで終わり。3ラカートは、これにもう1回ファティーハが3回目に追加され、4ラカートはさらにもう1回追加される、ということらしい。…なるほど。(もちろん、これはスンニー派の場合)
マレーシアに来て、こういう今までにない新たな発見というか、知的な刺激を日々受けている。
マレーの国費生からすれば、妙にイスラム教のことを勉強していて興味を持っている”変な先生”という認識だろうと思っていたのだが、多くの生徒は私のイスラムへの興味・理解を非常に嬉しく思っている、とのことだった。ありがたいことである。
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