ブキッ・ブンタンに用事ができたので、初めて行くことにした。ブキッ・ビンタンにある某銀行に給与の件で来たことはあるけでど、個人的に自分の足で行くのは初めてである。KL最大の繁華街。とはいえ、実は私はそういう人が多いところはあまり好きではない。用事もないのにわざわざ行くのもなあ、とこれまで足が向かなかったのだった。
ブキッ・ビンタンには、例によって、KLセントラル駅までバスで出て、モノレールに乗りかえることになる。初めて自動販売機を使った。トークンが出てくることは知っていたが、NYCのような金属製の5円玉のようなものを予想していた。(私にとって、トークンといえばNYCの地下鉄のトークンである。)ブキッ・ビンタンまではRM2.5である。最初にRM0.5のコインを入れてみた。おお。あとRM2.0になった。それからおそるおそるRM1札を2回入れたら、トークンがちゃんと出てきた。しかしこれが、青いプラスチック製の意外な程チャチなものだった。これには些か驚いた。
これでまた1つ、マレーシアの自由を獲得できたわけだ。おそらく他の人よりはるかに歩みは遅いけれど…。
モノレール、なかなか乗ってて面白い。一番慄いたのは、昨日翻訳作業をしていた生徒の中学校(日本の高校にあたる。)を発見したことだ。ミッドバレーのすぐ近くにあると聞いていたけれど…。まさかモノレールの駅沿いとは思わなかったのだった。なかなかりっぱな学校だったのだ。
しかし、不満もある。それは、駅に駅名が書かれてないことである。
結局1つ手前の駅で、「ブキッビンタン?」と聞いたら、「そうだよ。」と言ってくれた人といっしょに降りたのだが、その本人が、「ごめんごめん、1つ前の駅だった。」と謝ってきた。聞くと、イエメン出身のアラブ人で中国と貿易業をしているという、30代くらいの青年であった。仕方がない。(笑)首都のサヌアや内戦の話をしていたら、わりと早く次のモノレールが来た。なかなか気持ちのいい人との出会いだった。ちなみに、このブログの常設ページ「地球市民の記憶」に、イエメンの人はなかったような気がして調べたら、2人目。あちゃー。と、思っていたら、意外にもインドネシアがない。住処のCAFEのウェイトレスさんも清掃のスタッフもインドネシア人で、よく挨拶する。こそっと追加した次第。これで私の地球市民の記憶は101カ国になったのだった。
まあ、こういう猫ブル(トラブルというほどでないトラブル)も楽しい。用事が済んで、帰路は、結局またインド人街の出口のバス停から帰ってきたのだった。
2016年7月9日土曜日
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