2016年7月21日木曜日

IBTの話(19) 避難訓練

上級生の避難訓練/寮のBBQコーナーにて
国費生の寮の避難訓練が昨日行われた。夕方からスコールで、条件としてはよくなかったうえに、上級生のスクールバスの到着が遅れ、下級生と上級生に分けての実施に急遽変更された。私としては、国費生がどんなコンドミニアムに住んでいるのか知りたかったので楽しみにしていたのだった。少し古いけど、なかなかセキュリティが厳重で、寮としてはいいコンドと思ったのだった。ここに生徒4~5人が一部屋で共同で暮らしているということだ。

気のいい素直なメンバーばかりだけれど、集団で生活しているわけでいろいろと気苦労もあったりして大変だと思う。国費生の世話をしていただいているマレーの方も、時々抜き打ちで部屋を訪れたりして指導されているのだと聞いて、大人は大人で大変だなあと思った次第。

さてさて避難訓練は自分たちの部屋から階段を使って、集合場所のバーベキューコーナーまで降りてきて点呼を受けるいうルールだ。高いところにある部屋は負担が大きかったと思う。とはいえ、全員文句も言わず、無事に避難訓練は終了した。

訓練を担当したA先生としては、上級生がまだ日本語が未熟な下級生に、先生の日本語をマレー語に訳して伝えるというカタチをとりたかったんだそうだ。部屋のリーダーには、そういう方式で事前の指導会をしていた。これを全員でやりたかったらしい。なるほど、と思う。上級生と下級生の日本語能力の差はかなり大きい。先輩の凄さを実感するのも、大きな教育の一環だと思う。

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