サンディエゴのハードロックカフェ http://www.holidaycheck.de/vollbild-Hard+Rock+ Caf%C3%A9+San+Diego+Hard+Rock+Caf%C3%A9+in +San+Diego%C2%B4s+Gaslamp+Quarter-ch_ub-id_1148658889.html |
市内にはオールドタウンという歴史的景観を残したところもある。おそらくジェイソン・ムラースは、この辺の店で歌っていたのではないかと思う。ところで、このオールドタウンで夕刻ぶらぶらしていたら、黒人のじいさんがある店のベンチの一角に座ったままブルース・ハーモニカを吹きだした。それが凄くいいのだ。身なりは貧しそうだが、タダ者ではない。うっとりと聞き惚れていたのだった。演奏が終わったら、$1札を渡そうと思っていた。
すると、演奏が突如止まってしまった。パトカーがやってきて、「じいさん、またかよ。ここでは演奏したらダメだって、言ってるじゃないか。」と、やさしく拘束されパトカーに押し込まれて行ってしまったのだ。あーあ。最後まで聞きたかったし、$1札を渡してあげたかったのになあ、と私などは思ったのだ。
ブルースといえば、有名な街がアメリカにはたくさんある。カリフォルニアのイメージとは、あまりそぐわない。しかし、貧しそうなあのじいさんでさえ、聞き惚れるようなレベル。アメリカの音楽の底の深さを感じた次第。
サンディエゴから出てきた歌手。そんなに多くはないのだと思うが、決して不思議な話ではない。そんなことを考えていたのだった。
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