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http://www.br.de/radio/bayern2/sendungen/breitengrad/viktoriasee-barsch-insel-heimat-uganda-kenia100.html |
先日夜、偶然民放でビクトリア湖に浮かぶ人口密度の高い島を紹介した番組に出くわした。Migingoという島で、ケニアとウガンダの国境線沿いにある。ケニア人もウガンダ人も共生している。サッカー場ほどの小さな岩島の上に、ナイロビのスラムのように、トタンで作られた家屋で埋め尽くされており、たしかに異様な絵図らではある。演出では、例によって民放らしく奇をてらうと言うか、アフリカを馬鹿にしたようなちょっと嫌な感じを受けたのだった。
なぜこのような人口密度の高い島が、ビクトリア湖上にあるのか謎だ、というわけだが、私はナイルパーチの漁場の近くにあるのではないか、とすぐ思った。ビクトリア湖といえばナイルパーチである。それ以外考えられない。当然正解だったわけだが、白身魚として日本に輸出されていることも意外な感じで報道されていた。私もケニアに初めて行った時、日本人学校でナイルパーチの剥製が置いてあって、その事実を教えてもらい、ちょっと驚いた経験がある。そうか、フィレオフィッシュの白身魚は、これだったのかというわけだ。
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長崎大学のHPから 湖で異常繁殖するホテイアオイとナイルパーチ |
もうひとつビクトリア湖の話題。今朝の日経で、長崎大学の特集をやっていた。日経は、様々な大学の話題を追いかけてこうした特集記事をよく組んでいるのだが、長崎大学の取り組みは特に素晴らしいものだった。長崎大学といえば、江戸時代以来の医学部が有名だが、ケニアに研究拠点を置き、熱帯医学研究所を立ち上げ、マラリアや黄熱病、あるいはリフトバレー熱という風土病の研究を進めているのだという。さらに水産学部や工学部などもビクトリア湖の生態系の保護や水質向上などの研究をしている。日経の記事でも、そのグローバルな人材育成をべた褒めだった。新設された多文化社会学部などは、全国から学生が集まっていると言う。
http://www.tm.nagasaki-u.ac.jp/nairobi/
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