一方、明るい話題と言ったら、南ア政府に怒られるかもしれないが、先日他界したマンデラ氏の巨大な銅像の耳に『ウサギ』が彫りこまれていたという話。アフリカーンス語では「急ぐ」という意味があるらしい。製作者が銅像に署名刻印をしたかったらしいのだが、政府担当者に否定されたこと、かなり製作時間をせかされたことから、『ウサギ』になったらしい。すでに製作者は謝罪し、出来るだけ傷つけないように『ウサギ』を撤去するらしいのだが、なんとなく『耳の中にこそっと彫られたウサギ』というのがユーモラスだ。これがもっと変な、たとえば悪魔だとかサソリだとかいう悪意を強く感じるモノだったら別だが、寛容なマンデラ氏なら許すような気がするのだ。もちろんマンデラ氏の強烈な信奉者から見るとそれでも激怒ものだと思うが…。私は葬儀の際の全く意味不明な手話通訳者の方が不愉快だ。
あの偉大なるマンデラ氏の耳に、ちょっとユーモラスな『ウサギ』。マンデラ氏の尊厳(それは寛容の精神である)は損なわないような気がするのだが…。
0 件のコメント:
コメントを投稿