http://www.jica.go.jp/project/mozambique/002/outline/index.html |
ザンビアからマラウイを通り、モザンビーク北部の港ナカラを結ぶアフリカ南部の経済回廊となる予定だ。日経の記事によると、回廊周辺にはレアアースなどの鉱産資源も埋蔵されていて、日本企業の投資が検討されているという。もちろんモザンビーク北部は、ブラジルと日本のの共同農園開発が予定されている地である。例の舩田クラーセンさやか先生が、強烈に批判されているところだ。
投資というのは、基本的に自己の欲望に起因する金儲けである。それを全面否定するつもりはない。今のアフリカの開発のために、そういう投資が必要であることも論をまたない。今回のインフラ整備は社会資本整備という名目の国際協力であるが、このところの政府への不信から、その裏に日本の「国益」が異臭を放っているように私は感じてしまう。これから日本は、モザンビークにどんどん投資することになるだろうと思う。だが、「市場を飼いならす」(アマルティア=セン)という努力をしなければ、モザンビークとWin-Winの関係にはなるまい。日本の投資が、モザンビークの人々の幸福を招くものでなければ、真の意味での「日本力」(1月3日付ブログ参照)にはならないのではないか。
他人の不幸の上に、自分の幸福を築いてはならない。これは正義であると私は思うのだ。
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