2013年3月25日月曜日

習主席への祝電とナミビア

私は昔、前任校の時、読売新聞に授業の取材を受けたことがある。「教育ルネサンス」というコラムである。ちょうどブルキナファソに行っている間に掲載された。ケニア人生双六や識字などアフリカの教育問題をアクティビティと討議で行う地理Aの授業だった。

ちょっと恩義のある読売新聞なのだが、私は読売新聞はあまり読まない。最大の理由は私がアンチ巨人だからだ。(笑)その読売新聞、先日、京大近くのパキスタンカレーの店で久しぶりに読む機会があった。

面白かったのは、習主席の就任への祝電の話題だった。中国という国は、こういう時、ずらずらーと各国からの祝電を示すのだが、これまでなら一番先に北朝鮮からの祝電とするはずが、今回は3番目だったという。
…全くどうでもいいような話だが、かなり中国は北朝鮮の核実験に怒っているというパフォーマンスだといえるかもしれない。ちょっと調べて見た。人民日報(WEBの日本語版)に詳しく載っていた。発表された国名を順に記すと次のようになる。(同じ国がある場合のみ、その差しだし人を示した。)

パキスタン、ナミビア、北朝鮮(金正恩)、ベトナム、ラオス、スペイン、日本(天皇陛下)、韓国、バングラディシュ、シンガポール(大統領)、ザンビア、ニジェール、コロンビア、キプロス、ハンガリー、ウクライナ、北朝鮮(金永南)、シンガポール(首相)、日本(安倍首相)…。

読売新聞には、「なんと北朝鮮はナミビアの後で3番目だった。」と書いていた。私にとって問題なのは何故ナミビアが2番目なのかという事だ。実に不思議だ。中国は、多くのアフリカ諸国に投資しているし、資源も開発している。たとえば南アやアンゴラ、スーダンあたりが、2番目ならわかりやすい。…何故ナミビアなのだろう?どなたか明確な理由を教えていただければ幸いである。

一方、習主席はアフリカ歴訪中である。最初の訪問国はタンザニアだという。今日には南アに入り、29日からはコンゴ共和国(首都がブラザビルの元フランス領の方のコンゴである。)に向かうという。中国はアフリカのどの国を最も重要視しているのか?うーん。よくわからないところがある。それもまた中国のしたたかな外交戦略かもしれない。アフリカを考える上での中国の動き、全く目が離せないと思う次第。

http://j.people.com.cn/94474/8169093.html
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM2501U_V20C13A3EB1000/

0 件のコメント:

コメントを投稿