長いこと『世界がもし100人の村だったら』を教材に使っていなかった。実際にカードや大陸別に分けるロープなどを使ったりするアクティビティに参加したこともあるのだが、なんか賞味期限切れみたいな感覚があって、使っていなかったのだ。
今日は、文Ⅱの5組で、「地球家族」のフォトランゲージと組み合わせて、久しぶりに『100人の村だったら』を使ってみた。まずは、「地球家族」の8カ国の写真を4~5枚に切って、生徒に仲間を探させる。これはいつもながら盛り上がる。(笑)次に、フォトランゲージ。さてどこの国か考えさせてみた。黒板を8カ国に線引きして、予想する国名を書かせた。当たったのは1グループだけ。(この設問はかなり難しい。)当たったのはブータンである。うむ。良く当てた。ブータンの衣装を覚えていた女子生徒がいて、絶対ブータンだと主張したらしい。「10点を最初にあげよう。」と、黒板に10点と書いた。
さて、その後「100人の村だったら」の文章の一部を( )にしたプリントを各グループに配布した。たとえば、『52人が(1 )で48人が(2 )です。』という具合。ちなみに答えは1が女性、2が男性である。25くらい( )を作った。で、3回に分けて解答をしていく。なかなか皆真剣に討議していた。高校生には、こういう教材化もいいのではないかと思う次第。最終的に、正解の数を競った。18/25が最も優秀だったような気がする。(記録していないのであやふやである。)だが、結局最初の10点がきいてブータン・グループが優勝。見事賞品をゲットしたのだった。
賞品は前任校の教え子のお母さんにいただいた各国の紙幣。お父さんのお土産で、私の方が有意義に使えるということでいただいた。そのうちの1つで、おそらくトルクメニスタンの紙幣だと思う。それを4人に1枚ずつ。大喜びしてくれた。ブータンを言い当てた女生徒が、職員室に向かう私にこう言ってくれた。「私、建築関係に進みます。将来きっと外国で仕事したいと思っています。」嬉しいではないか。実は、この紙幣を集めたお父さんは建築関係のお仕事をされているのだった。
ちなみに今日の画像は、先日4組の南北貿易ゲームのために生徒がつくってくれた各国の国名&国旗セットである。誠にきれいに作られている。大感謝。永久保存版である。(それは無理か…。)
2013年1月22日火曜日
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