2013年1月4日金曜日

中央アフリカ 年末からの危機

年末から、中央アフリカ共和国の反政府勢力の連合体(セレカ)が首都の近郊の町に侵攻、中国人たちがあわてて脱出するわ、ガボンから仏軍空てい部隊がやってくるわで、大騒ぎになっている。うーん。中央アフリカ共和国の政権は、まさにクーデター・スパイラル。ほんと、なかなか政情が安定しない。

少し調べてみた。中央アフリカの資源はダイヤモンドもあるが、主たる資源としては木材である。ところが、見事に「内陸国の罠」にはまり経済成長がままならないことに、ガバナンスの悪さが拍車をかけ、最貧国グループから抜け出すことが容易ではない状況にある。
日本政府は、中央アフリカのPRSP(貧困削減戦略文書:支援を受ける上で、どのような国家戦略をもっているかを示す文書)の中でも「平和・ガバナンス・法の支配の促進」に注目したようで、UNDPと共に前回2011年の大統領選挙実施に資金協力している。同時に初等教育・人間の安全保障の分野の促進にも協力している。

貧しいから紛争が起こるのか。ガバナンスが悪いから貧しいのか。笑福亭鶴瓶の医薬品のCM(太りすぎと膝の痛み)ではないが、貧困と紛争を始めとしたアフリカの悪い部分の見本のような国なのだ。

ところで、中央アフリカ共和国の情報は、極めて少ないのだが、以前ここで土木工事を行っていた「てっちゃん」という方のHPがある。なかなか面白いし、大いに参考になるので紹介しておきたい。マラリアの話など最高だ。
http://www.tetchan.net/home/rca/index.html

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