2013年1月21日月曜日

住友化学のマラリア蚊帳 批判

住友化学の蚊帳
今日の朝日の朝刊の「私の視点」に、国際NPO・西アフリカの人達を支援する会の則武都子氏が、「有害な農薬蚊帳を配るな」と題して、その有害性を批判していた。WHOが最も人体に害が少ない農薬と言っているピレスロイド系殺虫剤を蚊帳は使用しているのだが、その一種ペルメトリンは水生生物への毒性が極めて高く、EUでは農薬としての使用が禁じられているらしい。マウスへの実験では、このペルメトリンは脳の成長(知的能力や運動能力)に障害をきたすという研究結果が国立環境研究所から発表もされているという。小さな子供や妊婦にはきわめて有害だという主張だ。また、この蚊帳の廃棄処理や配布時に農薬が付着した袋や梱包材は、配布したWHOも再利用禁止、高温焼却炉で処理せよという指示がでているらしい。

記事では名指ししていないが、WEBで調べてみたら、この農薬蚊帳とされているものは、住友化学がタンザニアで作っているマラリア予防の蚊帳だった。てっきり他の企業のものかと思っていた。これまで私のブログでも、MDGs実現への一つとして大きな取り組みだと賛美を送ったのだが…。私はこういう理科的な分野、完全に門外漢なので、とりあえず、これ以上の論評はさけたいと思う。

詳細は、国際NPO・西アフリカの人達を支援する会
http://www.npo-supa.com/active/noyaku.html

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